2024.9.27 更新
原材料全て能登産!ヤマチ醤油『ありのまま』千里浜の海風が育む伝統の味
大正8年創業、宝達志水町にあるヤマチ醤油では、昔ながらの醤油作りを守り続けています。
多くの方から愛されてきた醤油の中でも、全て能登産である原材料から、製法までこだわり抜いた逸品を今回ご紹介します!
1.100年の時を刻む蔵『ヤマチ醤油』の醤油作り
能登の陽射しを浴び、大きな屋根瓦が光るヤマチ醤油の蔵。
敷地に足を踏み入れるとまずふわっと醤油の香りが感じられ、染み込んだ芳醇な香りからその歴史を感じることができます。
醤油は機械式ではなく今でも一部手作りで行われています。
能登海洋深層水を使用し、初代より受け継がれてきた乳酸菌や酵母菌が棲みつく杉樽木桶の中で2年の歳月と手間をかけて、ゆっくり発酵熟成させています。
今は貴重となったこの伝統的な製法により、塩角のとれたまろやかな味わいが特徴の醤油が完成します。
2.原材料全てが能登産!優しい願いが込められた無添加醤油『ありのまま』
長いヤマチ醤油の歴史の中でも「私達はあまり外に出ていく方じゃなかったので、このまま行けば店を畳んでいたかもしれない。でも人とのご縁のおかげでここまで来れたんです。」と話される社長の近岡さん。
『ありのまま』が生まれたのも、地元の人からの声掛けからだったそうです。
「今回も、新しい人との出会いがきっかけでした。とても熱心だったんです。お隣の羽咋市が自然栽培の野菜作りを盛んに取り組んでいると聞いて、協力できたらと思いました。」
豊かな地球環境の存続を考え、人にも環境にも優しい醤油作りを目指し、話が進みました。
その結果、肥料や農薬を使用していない能登産の大豆と小麦、そしてミネラル豊富な能登の塩を使った、原材料の全てが能登産の醤油が誕生しました。
仕込みから2年の月日が経ち、初めて絞った時の生揚げ醤油がとても美味しかったそうです。
「ウイスキーに似ていて、芳醇な味がしました。」と近岡さんは表現していました。
能登から生まれ、能登に育てられ「あるがまま」の力が作り上げた『ありのまま』醤油の豊かな味は、「能登はやさしや土までも」という古くからの言葉があるように、能登の優しさも一緒に感じることができる醤油です。
3.おすすめの楽しみ方
まず蓋を開けて最初の数滴から、その芳醇で濃厚な香りに驚くはずです。
醤油の味わいをダイレクトに楽しめるお刺身、冷奴、卵かけごはん、お浸しで楽しむのがおすすめですが、料理の味を引き立てる仕上げの一滴として、炒め物の最後に数滴入れるのも良いですね。
少しだけ焦がし醤油にして香り付けするなんて贅沢な使い方も出来ます。
ぜひご自宅で能登の恵をふんだんに使用したプレミアムな醤油を味わってみてください!
基本情報
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取り扱い店舗
ヤマチ醤油(近岡屋醤油株式会社)
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住所
石川県羽咋郡宝達志水町今浜新イ108
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料金
ありのまま 4,500円(税込)
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お問い合わせ先
※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。
記事作成者:COREZO