【湯涌ぼんぼり祭り】祭りの魅力と参加方法をご紹介！

湯涌ぼんぼり祭りは、アニメ『花咲くいろは』に登場する祭りをモデルに2011年から湯涌温泉で開催されています。本祭は毎年10月に湯涌稲荷神社で行われ、ぼんぼりの灯りで神様の道を照らし、願いを届ける儀式が行われます。
湯涌ぼんぼり祭りについて祭りの参加方法から見どころまでご紹介します！

2011年にＯＡされたアニメーション作品「花咲くいろは」に登場する「ぼんぼり祭り」を、「浅野川水害」からの復興3周年を記念して、湯涌の地に根付いたお祭りとして始まりました。
「ぼんぼり祭り」では、毎年10月（神無月）に湯涌稲荷神社の「小さな神様」が出雲まで迷わず帰ることができるよう人々が「ぼんぼり」で行く道を照らし、そのお礼に「ぼんぼり」に下げられた「のぞみ札」に書かれている、人々の「のぞみ」を出雲の八百万の神々の元に届ける様を表しています。

県内外からたくさんの人が訪れる「湯涌ぼんぼり祭り」ですが、多くの人が訪れるようになったことから入場制限がかけられています。
「湯涌ぼんぼり祭り　本祭」への参加には手続きが必要になりますので、ご注意ください。

次の条件を満たす方のみ「湯涌ぼんぼり祭り　本祭」に参加できます。
①当日湯涌温泉に宿泊、もしくは「専用のホテルプラン」へ申込みの方
②個人協賛をした方
③一般入場券を購入した方
④当日17時までに湯涌温泉街に来られる方

上記について今年度分は全て終売しています。
①～③のいずれかを満たし、かつ④を満たす方のみ参加することが出来ます。
当日飛び入り参加することは出来ませんのでご注意ください。

また、当日湯涌温泉にご宿泊の方以外は車での来場は出来ません。
シャトルバスの運行がありますので、是非そちらを利用してくださいね。

なお、7月開催の点灯式にはどなたでも入場が可能となっています。

開催場所は石川県金沢市にある湯涌温泉街です。
例年では点灯式が7月、本祭が10月に開催されています。
毎年開催日は異なりますので、詳しくは公式HPまたは公式X（旧Twitter）をご確認ください。

点灯式および本祭当日は車での来場はできません。
北陸鉄道よりシャトルバスが臨時運行されています。
シャトルバスの乗降場は毎年異なりますので、公式HPまたは公式X（旧Twitter）をご確認ください。

10月に開催する本祭は、18時過ぎから本祭がスタートします。
本祭が始まる前から飲食販売やライブイベントを開催しています。
飲食販売は金沢湯涌みどりの里駐車場で行われます。

稲荷神社では「神迎え式」が行われます。
小さな神社のため、実際に神事の様子を見ることは難しいですが、当日は扇階段にあるスクリーンに神事の様子が映し出されます。

「神迎え式」が終わると、次は神様を出雲へ見送る「神送り行列」です。
神様がお狐様と共に行列に加わり湯涌稲荷神社から扇階段へと降りてきます。
まるで本当に女の子の神様が降りてきたような演出が素敵ですので、是非注目してみてくださいね。

扇階段での「神送り式」が終わると、行列は玉泉湖へ向かいます。
玉泉湖までたどり着くと「神送り式」が終わり、いよいよクライマックスの「お焚き上げの儀」が始まります。
玉泉湖の湖面に浮島を設置し、皆さんの願いが込められたのぞみ札を焚き上げます。
湖面に反射するお焚き上げの炎が幻想的でとてもきれいです。

ぼんぼりの明かりに照らされながら小さな神様を見送る「湯涌ぼんぼり祭り」、是非参加してみたいですよね。
しかし参加には注意点があります。

様々な催しが行われる扇階段。
特等席で見るなら扇階段下優先席をおすすめします。
こちらの扇階段下優先席は、当日湯涌旅館に対象のプランで宿泊した方、もしくは個人協賛された方が入場できる席となります。

また、最大の見どころである「お焚き上げの儀」は、湖で行われることから安全面を考慮して一部の人しか見ることが出来ません。
神送り式ならびにお焚き上げの儀を鑑賞できるのも、当日湯涌旅館に対象のプランで宿泊した方、もしくは個人協賛された方、当日の抽選に当選された方になります。

そのため、祭り開催日が発表されると、例年10分以内に湯涌温泉の宿は全て埋まってしまうそうです。
気になる方は公式X（旧Twitter）をフォローして、開催日の発表をチェックしましょう！