2024.9.25 更新
【輪島塗】手仕事にこだわるオーダーメイド箸「小山箸店」
1946年の創業以来、親子三代にわたり、熟練の技と心を込めて手作業で箸を作り続けている小山箸店。
箸作りの細部にまでこだわり、1000を超えるサイズの中から、1人1人にぴったり合った箸を提供しています。
令和6年1月1日の能登半島地震の影響を受けましたが、それでも箸作りを続けています。
小山箸店の箸作りのこだわりと、能登半島地震の影響についてご紹介します。
1.手作業にこだわる店主の強い思い
1946年に創業した小山箸店は、一貫した手作業による箸作りが特徴です。
機械による大量生産の箸は、持ち手の太い部分から先端の細い部分に至るまでの勾配に限界がありますが、小山箸店のお箸は1本1本手作業で削るため、極太の持ち手でも箸先は非常に細く、小さな食べ物でも確実に掴むことができます。
箸の材料は黒檀、紫檀、鉄木などの天然木を使用し、仕上げの漆は7回も塗り重ねています。
また箸の修理も行っており、1人1人のお客様に柔軟に対応されています。
お客様との繋がりを大切にされている小山さんの人柄が感じられます。
2.1000を超えるサイズから選ぶ、自分にあったオーダーメイドのお箸
箸を選ぶときに大切なのは、「持ちやすさ」「料理のつまみやすさ」「丈夫で長持ちすること」です。
小山箸店の箸は、長さ、頭の太さ、頭の形状、喰先(箸先)の形状にこだわって選ぶことができ、1000を超えるサイズからぴったりの1膳を作ることができます。
小山箸店がおすすめする箸の長さは、持った時に1~1.5センチほど箸が手の上からのぞくくらいです。
この長さは、喰先が閉じやすく食べ物をしっかり掴むことができ、手になじむ箸のポイントになります。
3.輪島でココだけ!塗った漆を乾かす「回転風呂」
小山箸店の漆塗りの箸を作る工程に、興味深い技術が使われています。
その1つが、輪島市内で唯一の「回転風呂」です。
「回転風呂」は、一定時間ごとに漆を塗られた箸を回転させる装置で、刷毛塗りなどで厚みのある漆を均一に乾かすために使用されています。
小山さんは「回転風呂がなければ、100%天然の漆箸を作ることは難しい」と話されます。
この「回転風呂」は、漆を乾かす上でとても重要な役割を果たしています。
4.能登半島地震の影響
令和6年1月1日に発生した能登半島地震の影響で、自宅兼工房が傾き、仕事道具や機械も壊れてしまいました。
そのため、地震後数ヶ月は作業ができない状態が続き、特に「回転風呂」は大きな被害を受けました。
地震発生から8ヶ月が経過した今、「回転風呂」は修理されて再び稼働を始め作業ができる状態に戻りました。
小山さんも箸作りを再開しています。
伝統工芸を支えるために、能登のこだわりの箸をぜひお試しください。
5.能登復興マルシェ開催中
ECサイトCOREZOでは、能登地域の復興支援を目的とした「~買ってつながる~能登復興マルシェ」を開催中です。
苦境の中でも生産者が心を込めて作った商品を、生産者の生の声とともに紹介しています。
小山箸店の箸も紹介しています。
皆さまの支援が能登の復興の一助になります。ぜひチェックしてみてください!
基本情報
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お問い合わせ先
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公式サイト ※外部サイトに遷移します
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住所
石川県輪島市河井町5部155番地1
※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。
記事作成者:COREZO
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