2024.8.5 更新
酒垂神社|”酒を醸す神様が宿る”石川県能登町宇出津の神社
酒垂神社(さかたるじんじゃ)は平安時代のはじめに創建され、石川県能登町宇出津(うしつ)に鎮座しています。
長年、能登の人々の暮らしに寄り添ってきたこの神社も令和6年に能登半島地震の甚大な被害を受けました。
1.酒垂神社(さかたるじんじゃ)とは
酒垂神社は平安時代初期(833~850年)に創設された神社です。
神社に祀られている主の神は大山衹命(おおやまづみのみこと)で、山の神であり、海漁の神であり、そして名前の通り酒を醸す神でもあります。
この大山衹命が、夏のそよ風(あいの風)に吹かれて、酒樽に乗ってこの地に辿り着いたことが酒垂神社の名前の由来です。
酒垂神社は例年白山神社と共に主導となり、4月には人形で飾り立てた曳山が街を練りまわる「曳山(ひきやま)まつり」、7月にはキリコや神輿が大暴れする「あばれ祭り」が行われています。
2.令和6年能登半島地震の影響
地震発生後の酒垂神社周辺の様子
令和6年1月1日に発生した能登を中心とする地震の発生により、日常の風景が一変しました。
酒垂神社では鳥居や灯篭などが崩壊しました。
雪の重みと土砂崩れの影響で、樹齢約200年の御神木2本が倒木したのです。
また、御神木と鳥居の崩壊は二次被害の恐れもありましたが、ボランティアの方々の援助により地震発生から2か月後、無事撤去を終えました。
拝殿も一部崩れ、基礎が歪んでしまいましたが、現在はなんとか形を留めています。
しかしながら、地震により受けた被害は甚大であり、未だに傷跡は残っています。
3.【被災支援】6月21日までクラウドファンディング実施中
「町を復興させ、前に進みたい。」
宮司の娘である加藤藍子さんは酒垂神社の再建と能登の復興のため、クラウドファンディングを立ち上げました。
リターンには倒れた御神木を用いた返礼品や御朱印などを準備されています。
クラウドファンディングを通じて、能登を応援しませんか。
詳細は下記のリンクからご確認お願い致します。
基本情報
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お問い合わせ先
酒垂神社(さかたるじんじゃ)
0768-62-0421
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住所
石川県鳳珠郡能登町字宇出津ウ141
※掲載されている情報は、時間の経過により実際と異なる場合があります。
記事作成者:COREZO